(メモ)第2回福井ベンチャーピッチ(20180313)
発表者さん、担当さん、参加された皆さん、本当にお疲れさまでした。
前回に引き続き、「第2回福井ベンチャーピッチ」お手伝いをしながら楽しませていただきました。その際、個人的にまとめていたものを、差し支えないであろう範囲でアップしておきます。
(前回(第1回福井ベンチャーピッチ)のログはこちらからどうぞ)
【基調講演(デロイトトーマツベンチャーサポート・斎藤祐馬さん)】
・タイトル「成長するベンチャーの条件」
・どんな社会を作りたいのか、やりたいことをどう実現するか。Why,How
・全国23拠点、150人へ成長
・成功の2条件「ビジョン(山の頂点)」「パッション(エネルギー源)」
・起業家は沸点が高い、ベンチャー支援がミッション
・仕事に対する3つの考え方「WILL、MUST、CAN」
・ミッション思考(起業家)とキャリア思考(ビジネス)
・感情曲線
(2代目とかではなく)わざわざ自分自身の意思で起業するケースが多い
感情の山と谷が、考え方に影響を与えているケースが多い
谷の時の苦労をパワーに変えれるのが起業家である
・起業家のポイント(巻き込み力、腹括り力、ストーリー、原体験)
2-3年ならお金儲けのために事業ができるが、5年10年は難しい(人生をかけている)
周りを気持ちよく巻き込んでいく力がある、失敗してもやり続ける
・周りを巻き込むための3つのストーリー
My(単なる思い付きではない、信頼できる)、Now(今しかチャンスはない)、Our(目標の方向性を一致させる)
・起業家は、仲間を作る力が最も大事
・起業家は、平均100回くらい自分のビジネスについて話す機会がある
<事例>
・BUBBLE90(大阪の街工場)節水能力95%の蛇口
ちょっとしたきっかけで、世界にビジネスが広がる
・ユニバーサルサウンドデザイン(補聴器は必要な人の10%しか使用していない))
健常者が話した言葉を、難聴者に聞こえるように変換する機器
・GMS(EVベンチャー・岐阜県)
<How>
・地方ベンチャーがブレイクするための3つの要素(資金・提携・PR)
事業は資金が途切れさえしなければ、失敗しない
まず知名度を上げる、期待値を挙げる→注目を集める→結果を出す
※この3つをいかすためにネットワークが必要である
[1]大企業やメディアとネットワークを作る(ピッチイベント)
[2]大企業と最初の提携事例を作る
[3]メディア露出と資金調達で事業を加速する
・モーニングピッチ(毎週朝木曜)1日5社登壇している
(事例)一週間の献立を一瞬で作成するベンチャー
・大企業のベンチャー投資は、ここ4年ほどで激増している
・投資家が見極める3つのポイント
[1]市場規模[2]差別化[3]チーム ※最低限抑えるポイント
・ビジョンを伝え期待値を挙げて、リソースを得て、結果を出す。
これを何回転やれるかが、起業家がどこまでいけるかにつながる
<ドラフト・伊藤佑樹さん>
・おしゃれで人生を豊かに(企業理念)
・どんな服を買っていいかわからない人が30%いた(アンケートより)
・販売の前後におしゃれの教育と相談を行っている
・おしゃれコンテンツを無料で公開(自社メディアで教育・集客)
・売上規模7.2億(経常利益1.8億)、アパレルEC年10%程度の成長率
・40代男性の"身だしなみ"をサポート
・ついつい毎日履きたくなるスラックス、高いストレッチ性能、洗濯OK
スラックスに合うトップスの定期購入に誘導
洋服ぐくりの過程や、着こなしをネットメディアデサポート(ストーリー性)
・現在は北陸の企業を中心にやり取りしているが、今後は全国の企業と提携したい
・日本での成功事例を中国に展開!made in japanは真似されない
・安かろう、悪かろうでは、誰も幸せにならない
お客さんの喜ぶものを見極めて、提供する
・彼女からのプレゼント、奥さんからのプレゼント、という視点はどうか?
(LINEのチャット相談でも、結構女性からきている)
・ZOZOとドラフト、おしゃれの教育フォローをしているところが違い
・最近は、動画(youtube)に力を入れている。2-3分の動画をたくさんアップしている
<サーフボード・田嶋節和さん>
・異業種交流の中での相談がきっかけで、チャクチャクを作った
・ウェブ制作の仕事は今後なくなる、アプリビジネスへの移行が必須
・内定辞退は非常に多い
どの機能が決め手になっているのか?具体的な数字の効果は?
・毎週月金に朝ゼミを行っており、そこで最新情報を社員からもらっている
・社員との連絡共有の方法として、活用できるのでは?
ライン、フェイスブックとは違い、クローズドなSNSである必要性
・結構似たような企業向けアプリがある、価格勝負になる可能性
ビジネスとしてスケールさせることを意識する必要がある
<クラネス北陸・齋藤陽士さん>
・革製品メンテナンスのネットビジネス
・修復士の育成が速くできる環境が整備できた
・高価格帯のブランド品で修理している(リスクが高い分競争相手が少ない)
・仕上がり重視か、料金重視か
・外部企業に、広報支援(ネット上)を受けている
・お客様とのトラブルから学び、ノウハウに転化してきている
・経営陣が1名で集中していることによる成長の限界→増やせばよいのでは?
<株式会社アイジーエーさん(発表者は3名)>
・生放送によるライブコマース展開
・cafe事業展開
・AR/VR等のIT技術の活用
・6月の生放送開始に向けて企画を進行中
・コメントで、お客さんとやり取りを行う(ライブコマース)
・2万人のフォロワー(Instagram)、社内インフルエンサーの活用
・cafeでは、axes femmeの新作をいち早く見ることができる
・サイキックVR(丸井、伊勢丹での実績)
・店舗とウェブのオムニチャネルでの連携を高めている
・10代~20代前半及びジュニアが、ライブコマースのメインターゲット
・ライブコマースのメリット(母集団に対して短期間に購入させる)
母集団は芸能人などを活用しているケースが多い
商品自体を提供するだけの方法も、ありかも
<長田工業所・小林輝之さん>
・製造工場の設備メンテナンス(手すり、階段など)
・職人の高齢化、若手人材不足、賃加工頼み
・DIYで仕事を知ってもらう。気軽な溶接体験、アイアンプラネット。
クラウドファウンディングに挑戦→達成率195%
・2年で200以上の情報掲載実績
・企業としての広報活動、CSR活動的な位置づけ
・ビジネスとしてしっかりスケールしたい
・6700億円(体験観光市場全体)、まだ100億程度の整備状態、伸びしろはまだまだある。
体験だけでは弱い、物販を伸ばさないといけない。能作とか、3連時計とか。
・ハンドメイドマーケット市場の拡大。自分で作り、自分で売る(minne)
・鉄の特性を生かした雑貨なのか、溶接の体験にフォーカスするか?
・体験にストーリーを乗せる方法を検討する
おまけ:
前回に引き続き参加してみて、このまま継続することで、登壇企業もそうでない地元企業も、色々なつながりや刺激アイディアを得ることができるイベントに育っていくと強く感じました。
自分、部署は違いますが、できる限りサポートさせていただきつつ、参加させてもらいたいと思っております。
WのOさんはじめ(笑)担当部署の皆様、本当にお疲れさまでした!