(メモ)ブランディングcafe(景山直恵さん&新山直広さん)。
<直恵さん>
・デザインをしていたが、出産を機に保険勧誘を目指すも、仕事のつながりから、そのまま25年デザイン業界に。
・15年はひたすら仕事に注力。ブランディング(女社長・バリバリ・やり手)
・デザインコンサル業務(コンサル、ディレクション、プロデュース)への切り替え(7年位前から)。言い続けてようやく定着してきた感触がある。
・制作物の切り売りではなく、その理由や概要、そもそも必要なのかといった段階から関わっていく。
・ペーパーグラスの事例。しおり(6000円)→第一印象は地味だった。男性の中で女性の視線も取り入れながら。ストーリー設定。ペルソナは、45歳初老。→15,000円の上代アップへ。
<新山さん>
・建築を学んでいた。河和田アートキャンプを契機に福井へ。
・ハードだけでなく、コミュニティデザイン(空間・ソフト面を含む)に関心があった。
・あまたいるデザイナーの中で同じことをしていてもだめ。→+α(差別化要素)はなんだ?→販路・流通・売る部分まで自分たちで手掛ける。やりがいはある、もうかってはいないけど(笑)
・売り場に何週間もたつことで見えること。関係性マーケティング。属性情報がたくさんえられるメリット。
・本当は楽しいことだけやりたい(けど、クリエイションとビジネスのバランスは大事)。
<フリートーク>
・(新山さん)自身のブランディング。地方の時代、伝統工芸の時代。モデルケースを狙っていた。アピールすることで、機会が増える。
・(景山さん)自身のブランディング。SNSでどう思われるか。どう思うのか。などは参考になるかも。
・(景山さん)時間管理。雇われているよりもフリーの方がやりやすい面はある。優先順位(プライオリティ)をつけてやる。毎週月曜は、作業に注力する日!など。
・(新山さん)会社のストーリー。ヒアリングを重要視(クライアントのストーリー・強みを見つける。チラシの制作を頼まれていても、そもそも作らないという選択肢もあるかも。
・(新山さん)デザイン会社だけど、自身のブランディングが後回しというケースは多いように感じている。自社のサイトがないとか。アピール・見えるかが大事。
・(景山さん)私はサイトつくってない(笑)ポリシーがあって作っていないというわけでなく、作るきっかけがなかったという感じだけど。でも、県外からのウェブ制作の営業電話はとても増えていて、よくかかってくる。
<制作の際、心がけていること>
・ターゲットを決める。→ペルソナの詳細な設定・ストーリーを作り込む。→その設定を通じて、自分の会社を映し出す。
・強みなどは、箇条書きに書き出す。キーワードの洗い出し。付箋や2軸マップを活用。
・よかったものを探す。残す。貯める。データベース化。
・クライアント自身が気づかない魅力を、デザイナーが作家になった気持ちで探す。
・考えていてもはじまらない。→プロトタイプ(小さく回す)。微調整。転がしながら時間とともに作り上げていく。まずは行動する、小さく転がす。
・カッコいいデザインをことがクライアントにとっての正解なのか?(そうではない)
・ プロダクトアウト→マーケットインのケースは基本うまくいかない(メーカーでは特に多い)。→難しい課題にはなるが、そこをなんとかするのが、デザインコンサルの仕事であるとも感じている。
・プライスは積み上げるものではない。市場を見て空いているところを狙って付けるもの。プライシングは戦略そのもの。
<某・支援センターの見えない敷居の高さ?>
・営業部隊がいるかいないか。単純にタッチポイントの差が、親密さの差になっているのでは?(少しでも埋められるように頑張る)。